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漂流式GPS波浪観測ブイ

直径800mm、重量30kgと小型軽量ながら単独測位GPSのみで高精度の波浪観測が可能なDrifting buoysです。
衛星通信と太陽電池で6ケ月以上の波高、波向、の漂流観測が可能です。

特 長
本品は、漂流式ブイに取り付けた単独測位方式のGPSセンサのみで海洋波浪データ(波高、波向、波の周期等)を観測するために開発された全<新しいブイ式波浪計です。
この単独測位方式によるGPS波浪計測は、DGPSでもRTK/GPSでもない一般に20m程度と言われている誤差をもつGPSデータに、独立行政法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)が新規開発したデジタル・フィルタ処理(特許第3658595号:2005年3月258登録)を施すことで従来の超音波式、加速度式波浪計に匹敵する波高10cm、波向5°という高精度を実現したものです
さらに海面における波面追従性を向上させるため、円盤状フロートの有効性を大阪府立大学殿との共同研究によって実証しています。
重量も約30kgと小型軽量、太陽電池装備タイプでは周年運用も可能です。
各部の説明
システム構成
システム構成の例を示します。システムは海上に浮かべたブイと地上のパソコンからなり、波浪データはパケット通信やオーブコム衛星通信によりインターネット・メールなどで自動送借されます。
システム仕様
項目   システム仕様
計測項目 ブイ位置、有義波高・周期・波向、1/10最大波高・周期・波向、
大波高・周期・波向、波数、電池電圧(オプション:気圧、水温)
計測範囲 波高:0〜20m 精度10cm
周期:3〜16
波向:0〜359度 精度5°
通信 パケット通借、オーブコムなど
電源 太陽電池、リチウム電池など
測位精度
JAXA殿による地上シミュレーション試験では、仕様値である波高10cm、波向50°以上の精度で、波の運動を計測できることが確かめられています
下図は紀淡海峡波浪ブイで得られた有義波高データの推移を示したものです。
参照データとした加速度計式波高計の結果とよく一致していることが分かります。
この試験の際、2004年6月21日には非常に大きな台風6号が紀淡海峡近傍を通過しましたが、有義波高7m程度の波(このときの最大波高は10.1m)も問題なく観測できています。(JAXA殿発表論文より抜粋)